敏感肌になる正確な原因はよく分かっていませんが、肌が敏感な人は環境要因の影響を受けやすく、せっけんや化粧品、日焼け止めなど特定の物質に対して過剰な反応を示すことが分かっています。こうした反応は、植物や動物、布との接触、虫刺され、特定の気候条件によっても起こります。実際、極端な温度によって悪化することもよく報告されています。

疫学の観点から言うと、敏感肌の持ち主は角質層(皮膚の最も外側にある層)が薄く、角質細胞(皮膚細胞)のエリアが極端に減っていることがわかっています。その結果、肌のバリア機能全体が脅かされ、炎症や過敏な反応につながることがあります。

肌が敏感になるきっかけは予測不可能で反応は思いがけなく起き、そして同じ反応が繰り返されるとは限りません。同じように、何年も問題なく愛用していた製品が、突然肌に刺激をもたらすこともあります。一見、それは何の前触れもなく起きます。こうしたことが起きた時は、視野を広げて考えることが重要です。潜在的な要因(食生活、気候、家庭用洗剤などのアレルギー誘発物質との接触、その他)に絞って検討したり、毎日のスキンケア方法と併せて検討してみるといいでしょう。

新製品を試す場合は、耳の後ろや、ひじや手首の内側など、顔から離れた場所の皮膚で製品を試すことをおすすめしています。最初は少量だけ塗布し、24時間そのまま置いて肌の反応を観察します。特に反応がなければ同じ製品で同じプロセスをもう一度行い、24時間おいて反応を見ます。2回のテストで反応が見られなければ、少量だけ顔に塗布します。初めは通常よりも少なめの量で試し、少しずつ量を増やしていきます。

新製品に対して反応が見られた場合は、1週間は使用をやめ肌の状態を回復させることをおすすめします。製品を使用していない時にも皮膚に反応が見られたり症状が続いたりするようなら、皮膚科・医療専門医に相談されることをおすすめします。

  • お肌に合わない場合はご使用をおやめください。
  • お肌にはれもの、傷や湿疹がある時はご使用をおやめください。 
  • 刺激などの異常が出た場合はすぐに使用を中止し、皮膚科・医療専門医にご相談されることをおすすめします。
  • 使用中、赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常があらわれた場合には、使用を中止してください。そのまま使用を続けますと、症状を悪化させることがありますので、皮膚科・医療専門医にご相談されることをおすすめします。              
  • 湿疹や部分的な赤み、アレルギー性接触皮膚炎などの症状を治すことはできません。このような症状は、皮膚科・医療専門医のアドバイスを受けて治療されることをおすすめします。
  • 極端に高温または低温の場所、直射日光のあたる場所には保管しないでください。
  • 乳幼児の手の届かないところに保管してください。
  • 天然植物の抽出物をもとに製造されておりますので、製品により香り・色・粘土などの多少の変化や容器の底に沈殿物がみられることがありますが、品質に問題はありません。
  • 一度開封したら、なるべく早く使い切ってください。